日本は何を間違えたかー第二次世界大戦の考察

 戦後勝者であるアメリカの教育を
受けて我々は育った。
日本が満州などに進出して非道なことを
行ったのは日本に基本的人権の考え方が
なかったためとされた。
 日本に基本的人権思想が無かったかどうかは
別途考察するとして、
明らかに間違いを引き起こした。
それは、欧米列強と戦うことを意識した
ためと考えられるが
人口の増加政策をとった。
増えた人口を養うために
中国大陸への進出が不可欠になったことだ。
ハワイやブラジルに移民するだけでは足りなかった。
満州などへ大量に移民しないと食べていけなくなったのだ。
欧米列強と激突するのが必然になってしまった。
日本本土を守る専守防衛に徹すべきだったのではないか?

 明治維新の時に
近隣諸国と融和を計ろうとした西郷らが破れた。
西郷の征韓論と言うのは
兵を出して戦うと言うことではなく
近隣諸国と付き合って行こうと
言う考え方のようだった。
これに対して欧米の視察を終えて
帰国した大久保利通らは
欧米の産業革命などをまの当たりにして
徹底して戦わなければ
飲み込まれてしまうと考えたようだ。
徹底して富国強兵を計り
人口を増加させて欧米に対抗しようとした。

 日本は富国強兵一辺倒の
歩みを遂げることになった。 
間違えたのは自国で食べていけなくなる人が
続出するほどに人口を増やしたことだ。
勝ちさえすれば何をやってもよいと
する考えが誤りだった。
戦いはいつかは負けるのだ!

コメント