トランプ大統領の功罪

 　トランプ大統領の出現で

アメリカの既得権益者の存在が世界中の人々に分かるようになったことだ。

これまでは、〈エスタブリッシュメント〉や〈ディープステート〉や

〈軍産複合体〉などと言われても、ピントこなかった。

それこそ陰謀論だとおもっていたけれども、

トランプ大統領のお陰でその存在が良く分かった。

そうして、彼らがどのように世界を支配しているかも

良く分かった。何より具体的な人物名や組織名が明かされたのは大きい。

今後の世界情勢に決定的な影響をあたえるかもしれない。

　トランプ大統領の問題点はやはり、不用意な言動で議会の暴徒の乱入を招いたことだ。トランプ大統領その人は暴力に訴える人ではないので、道義的な責任はないかもしれないが、政治的な責任はやはりあると言えるだろう！安易なデモの呼びかけが利用されたかもしれないのだ。

　また、最大の問題は選挙の違法性を主張するのであれば、大統領権限を発令してその決着を自らつけるべきだった。

　ペンス副大統領に期待したり、裁判官に期待したり、各地の州議会に期待してりして、自ら命運をかけての決断をしたとは私には、思えない。

　これは、私が日本人で、侍精神で考えるからだろうか？私の考えでは命がけで自分の命運をかけて決断すべきだったように思える。それを期待するのはあまりに過酷なことだろうか？

　あるいは、トランプ大統領が決着をつけないことが、後世の多くの人の参加を呼び込むことになるのだろうか？